劇場紙風船 おふろ場


SWITCHonExcite劇場紙風船に書いた記事の、おまけページです
観たもののリストや各種思いつき、特集記事などは大福帳に載せています

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2006-07-09-Sun-21:11

演劇の目で観たスポーツ フレンチオープンテニス1-4

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劇場紙風船
演劇の目で観たスポーツ 1 フレンチオープンテニス
演劇の目で観たスポーツ 2 フレンチオープンテニス
演劇の目で観たスポーツ 3 プレイヤーズ・プレイ
俳優の試合と選手の演技

演劇の目で観たスポーツ 4 ローラン・ギャロスの4色


2005年全仏日刊誌 LE QUOTIDIEN


05年男子単表彰式
優勝ラファエル・ナダル(スペイン)
準優勝マリアノ・プエルタ(アルゼンチン)
プレゼンターはジダン


右のサイトでも「プレイヤーズ・プレイ」が観られる。UN JOUR A ROLAND
トップアスリートから元スター選手まで10名が、次々カラオケで踊りつつ熱唱。テニスウェアに着帽のまま歌っている選手もいる。年中服が変わらない漫画の主人公みたいだ。

時節柄、はなからワールドカップの話を書いた方が「いかにも」だった気もするが、トップのプレーを競技場で観た経験がないので、メインで取り上げることは却下した。
それにたとえば、「友人がW杯の放送で新しい国の国歌を聴いたら、覚えにくそうな曲だったという。威風堂々みたいなクラシックが作れた時代は幸せだったんだねと話す。今ならちょっと作れないような、大時代的で単純なメロディが国歌には合うのかもしれない。単純ならばボレロなどどうか。完奏に14分かかるが、音のエネルギーは8000倍にもなるらしい」…こんな話を書いても、だらだらしてしまう。

「W杯に熱狂する理由」なんて、人によってそれぞれ違うだろう。その一つに愛国心があると言われているが、今回はそういうことより、スポーツそのものの面白さがどこにあるかに関心を持った。縁もゆかりもない国々の、しかも個人競技の選手の試合に盛り上がった体験は、それを考えるのにふさわしい。
愛国心について書くならば、ウィーンどん底の時代に上演された『こうもり』とウィンナワルツの関係というような、もっと自分の仕事に即したかたちで書きたいと思っている。


私がトップアスリートを尊敬するのは、彼らがかなり変わった人々だからだ。
きつい勝負に賭ける闘志。偏執的で(端からは反復に見えるが細かく違う練習を、毎日集中して続ける)、全員すごい負けず嫌い。そんな一面が、そのままではなく美しく咲く花(あらゆるよいプレー、伸び、進化)となって、大勢の人の目に触れる。
勝敗や順位を決めるのは、単純に誰かが「あるルールの下で1番をはっきりさせよう、優れた能力を評価しよう、大会に絡んで仕切って儲けよう、国力誇示に利用しよう」とするためではなく、競技の世界でずっと大事にされてきた探求的な精神と、深く繋がる行為だと思う。

私はいつも、基本的に勝ち負けの決まらない世界の才能や変人を観ている。
その世界と少し重なる、しかし異なる部分の方がとても多いスポーツの世界。アスリート(やる人)ではなく、スポーツを観るだけの人に「勝ち負けじゃないんだよスポーツは」と言われると、どうにも困ってしまう。

「スポーツの試合を観る楽しさは勝ち負けだけではない」は、たしかにその通りだと思う。が、そう言うだけでは「勝たなきゃつまらない」と、あまり変わらない。試合に勝つことはやはり圧倒的に大きな意味を持つという事実を、言い方を変えて喋っているようなものだ。

具体的に、何をどう面白いと感じているか苦心して伝えることから始めないと、他人が「なるほどそういう見方もあるのか」と、ちょっとでも思ってくれる可能性はないだろう。もちろん、苦心は報われないこともある。それでもやってみたいという気持ちから、今回の記事に取り組んだ。
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【 演劇の目で観たスポーツ フレンチオープンテニス/サッカー 】

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